つくば市公設フリースクール「 ここにこ広場 」と「 つくしの広場 」

つくば市では、「子どもたちに、一人ひとりの個性が受容され幸せな人生を送りながら、持続可能な社会の実現に向けて行動できる力を獲得してほしい」との願いから、令和2年3月につくば市教育大綱が策定されました。

令和5年3月にはこの教育大綱を基に「つくば市の不登校に関する児童生徒支援の在り方」が策定され、そこには「不登校は問題行動ではないという認識の下、学校に登校することのみを目標にするのではなく、社会的自立に向けた力を育み、一人ひとりが幸せな人生を送ることができるように、児童生徒の視点に立って様々な支援をしていきます。」とあります。

その支援の一つとして、つくば市には、つくば市公設のフリースクールが2箇所あるのをご存知ですか?

つくば市公設フリースクール

つくば市フリースクール

つくば市には、つくば市が設置した施設で、つくば市内に居住し、在籍する小中学校に登校できていない児童生徒に対し、多様な学びの機会や心穏やかに過ごせる居場所、自己肯定感や社会性を育む体験活動等を提供するためとして、2箇所のフリースクールが設置されています。

フリースクールとは?

不登校の子供に対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている民間の施設を言います。 その規模や活動内容は多種多様であり、民間の自主性・主体性の下に設置・運営されています

文部科学省HPより

つくば市には、つくば市が設置し、運営を民間事業者に委託している施設「 ここにこ広場 」と、つくば市が設置運営している「 つくしの広場 」があります。

ここにこ広場

つくばフリースクール

「 ここにこ広場 」は、つくば市が設置、運営を民間事業者に委託している施設です。

★所在地:つくば市研究学園5-12-10 研究学園スクウェアビル1階

★運営事業者:株式会社トライグループ

★利用可能時間:月曜日、火曜日、木曜日、金曜日の9:30〜15:00

「 ここにこ広場 」利用までの流れ

①体験利用申込書をつくば市学び推進課または ここにこ広場 に提出する。

② ここにこ広場 からの連絡により、面談、見学の日程調整を行う。

③利用する場合、申込書をつくば市学び推進課または ここにこ広場 に提出する。

※施設の定員が埋まっている場合は、利用をお待ちいただくことがあります。

「 ここにこ広場 」お問い合わせ先

つくば市学び推進課

★電話:029-883-1111

つくしの広場

つくばフリースクール

「 つくしの広場 」は、つくば市が設置、運営を行う施設です。

★所在地:つくば市沼田40-2(教育相談センター内)

★運営事業者:つくば市

★利用可能時間:月曜日、木曜日、金曜日の9:30分〜14:30・火曜日の10:30〜14:30

「 つくしの広場 」利用までの流れ、お問い合わせ先

面談予約や、施設の様子、活動内容などについては、つくば市教育相談センターまでお問い合わせください。

★電話:029-866-2211

民間が設置運営しているフリースクールに通う人へ補助があります

民間不登校児童生徒支援施設利用者支援交付金

つくば市公設フリースクール「 ここにこ広場 」と「 つくしの広場 」は利用料が無料ですが、民間設置運営のフリースクールは利用料がかかり、施設によって金額は様々ですが、決して安いとは言えない費用がかかってきます。

ですが、つくば市では、民間設置運営のフリースクールへ通うお子さんがいるご家庭へ、一人当たり2万円の補助があります。

つくば市民間不登校児童生徒支援施設利用者支援交付金

★交付対象者の条件

不登校児童生徒の保護者で、次の①②いずれにも該当する方を対象

①つくば市の住民基本台帳法の規定に基づく住民基本台帳に記録され、かつ、つくば市に居住していること。

②市税の滞納がないこと。

★対象施設の条件(例)

①月曜日から金曜日までのうち、週3日以上開所する施設であること。

②学校の課業時間内であるおおむね午前8時から午後5時までの間で4時間以上施設を開所し、学習支援又は居場所の提供を行う施設であること。

③不登校児童生徒に対する相談及び指導に関し、深い理解、知識又は経験を有していること。

★支援金について

以下の①と②を比較して、少ない額が補助されます。

①民間不登校児童生徒支援施設の月額利用料(年会費、テキスト購入費、体験活動費用、施設までの交通費等は含みません。)

②20,000円

詳しくは、つくば市民間不登校児童生徒支援施設利用者支援交付金交付規則をご確認ください。

★申請手順

(1)規則及び様式をダウンロードする ( 規則ダウンロード

(2)規則第4条に掲げる交付対象者の要件を確認してください。要件を満たさない場合、交付金の対象外となります。

(3)以下の書類を作成、準備の上、郵送又は持参にて学び推進課に原本をご提出ください。

1 不登校利用者支援交付金交付申請書兼請求書( 様式第1号ダウンロード

2 不登校児童生徒及びその保護者の住民票の写し※1

3 市税の滞納がないことを証する書類(保護者全員分)※1

※様式1において、つくば市備付けの公簿により確認することに同意された場合は、提出不要です。ただし、つくば市で確認することができない場合には、書類のご提出をお願いします。

4 不登校利用者支援交付金に係る申立書( 様式第2号ダウンロード

※利用する施設の代表者の方が記入したものに限ります。

5 交付対象経費の領収書の写しその他の交付対象経費の支払いを証する書類

6 つくば市以外の団体から得る補助予定額を証する書類(つくば市以外の団体から補助金等を得る場合に限る。)

【提出先】

〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1 「つくば市役所教育局学び推進課 宛て」

★申請期限

(1) 4月から7月までの利用料に係る申請…8月1日から11月30日まで(令和5年度に限り、11月30日まで申請を受け付けできます。)

(2) 8月から11月までの利用料に係る申請…12月1日から12月28日まで

(3) 12月から3月までの利用料に係る申請…3月1日から3月31日まで

※申請の対象となる期間は、令和5年4月1日以降に発生した経費となります。

つくば市校内フリースクールの設置

つくば市校内フリースクール

つくば市では、2022年で1校だけだった校内フリースクールが、2024年には市立小中・義務教育学校全50校に設置されたそうです。

ニーズに応えていち早く行動に移していただけるのはとてもありがたい事ですよね。

とは言え、不登校といっても学校に行きたくないのではなく、学校に行きたくても行かれない子どももいて、「その理由がなんであるか」、ということが重要なのでは?と感じます。

校内にフリースクールももちろんとても良い取り組みですし、他にも一人一人のニーズに合わせるのであれば、様々な形の「学校」が設置されたら良いと思いませんか?

そして、その中から子ども自身が当たり前に選べる…

そんな日が来ると良いですね。

まずは「不登校」という言葉が違ったものになると良いな、と願っています。

つくば市不登校児童生徒支援事業のお問い合わせ先

つくば市 教育局 学び推進課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7609

つくば市不登校児童生徒支援事業についてはこちらからご覧いただけます

この記事を書いたひと

ゆめっち

イベント・お祭好きアラサー女子です。街で見かけた魅力的な情報を、皆さんにも共有させていただきまず。よろしくお願いします!

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